富士通

富士通、その歴史

日本のエレクトロニクスメーカー、総合ITベンダーとして世界的に有名な企業「富士通」は、ITサービス国内首位、また世界上位という日本が誇る企業です。
通信システムや情報処理システム、さらに電子デバイスの製造や販売、さらにサービス提供を行っています。

富士通は1923年、古河電気工業とドイツのシーメンス社が発電機と電動機を国産化するため合弁会社として設立された会社です。
富士通の「富」が意味するのはグループ古河の「ふ」であり、「士」はシーメンス社をドイツ語にした際のジーメンス社の頭文字である「じ」に由来しています。

富士通の半導体の歴史

1956年、富士通の川崎工場内にトランジスタ工場を新たに造りました。
ここでは電電公社の中継向けとして、シリコントランジスタ第一号を製品化しています。
1957年には国内最大、大型凡庸電子計算機である「FACOM222」が完成します。
その後、シリコン半導体技術を基として、TTL(論理集積回路 ロジックICの一種)等について電算機向けIC開発に着目します。

1966年、川崎工場において日本初、当時の最新設備といわれた技術の結晶である「ハンド半導体製造クリーンルーム」を完成させ、1968年には世界初「フルIC電算機FACOM230-60」を作り上げたのです。
更に1970年にはNi-Cr薄膜ハイブリッドICの開発に成功、福島県会津工場でIC生産をはじめ、量産体制を確立させました。

半導体デバイスHEMT製品化に成功

1976年にコンピュータ用メモリの微細加工技術を確立し、1979年にCMOSゲートアレイの外販をスタートさせます。
この年、アメリカに設計と販売を行う会社として、現Fujitsu Semiconductor America, Inc、当時の「Fujitsu Microelectronics Inc.」を設立しました。

そして1980年、富士通は動作原理を考案、開発した半導体デバイスHEMTを製品化します。
それからはパソコンに世界初64Kb FRAMを搭載、世界初となるCMOS 256Kb EPROMを発表し、1986年にはシンガポールにも設計と販売を行う会社を設立します。

世界初 スーパーコンピューターの塩酸機能をワンチップ化

1992年にはガリひ素ICの量産工場を作りこの年、やはり世界初となったスーパーコンピューターの演算機能のワンチップ化に成功しました。
そして、CMOSのベクトル処理LSIを作ったのです。
富士通は常に、半導体に関して一歩先を行く研究、開発、販売を行ってきたという事がよくわかります。

2000年にはあきる野テクノロジーセンターの開発、ここで最先端デバイスの開発や設計、試作などを一貫して行える施設が誕生します。
さらい2003年には半導体後工程となる事業を専門に行う富士通インテグレーテッドマイクロテクノロジ株式会社が誕生し、中国にも販売会社が生まれます。

実績が評価された受賞と止まる事のない開発への努力

2005年、マルチギガビットCMOS高速I/O技術の開発と実用化が第51回大河内記念賞を受賞し、ますます躍進を続ける富士通は、2006年には三重工場に300mmウェーハ対応第2棟建設、さらにアジア地域を強化するため、マイコン設計会社も設立します。

現在も半導体やそのほかの分野において、富士通は止まる事のない躍進、努力を続けています。
世界的にも注目される先進技術を作り出す富士通は、この先も注目される企業です。